広末涼子が公表した双極性障害と甲状腺機能亢進症とは?関連は?

日常・暮らし編

はじめに:広末涼子さんの病気公表を受けて

広末涼子さんが双極性障害と甲状腺機能亢進症を公表したことが話題となっています。このニュースを聞いて、事件の様子から何か病気を疑った方も多いのではないでしょうか?

双極性障害と甲状腺機能亢進症と一緒に公開されたということは何か関連しているのだろうかと疑問に思いました。

そのため二つの病気の関連性について深掘りし、どのような影響が精神状態に及ぶのかを探っていきます。


双極性障害とは?

双極性障害は、感情が極端に変動する精神疾患です。通常、躁状態(気分が高揚し、エネルギーが異常に増加する)と抑うつ状態(気分が極端に落ち込む)を繰り返す特徴があります。

原因は?

  • 遺伝的要因:家族や親族に双極性障害の人がいる場合気分の調整に関わる神経系の機能に影響を与えるとされています。
  • 脳物質の異常:ノルアドレナリンやセロトニンなどの神経伝達物質のバランスが乱れることで発症につながるとされています。
  • 環境要因:ストレス、強い心理的・精神的ストレスや生活の乱れが発症や再発の引き金になることもあります。

完全に解明されているわけではないですがこのような原因と言われています。

症状

躁状態 

  • 気が散って集中できない
  • 自分が偉くなった気がする
  • 睡眠をとらなくても平気になる
  • 急におしゃべりになる
  • 考えが次から次へと浮かぶ
  • 活動的でじっとしていられない
  • 金遣いがあらくなる
  • 怒りっぽい

鬱状態

  • 気分が憂鬱、さみしい、悲しい、空虚感
  • 何事にも興味が持てない、楽しめない
  • 食欲がなくなり、体重が減る
  • 夜眠れない、すぐ目が覚める
  • 疲れやすい
  • 動作がゆっくり
  • 考えが進まない

甲状腺機能亢進症とは?

甲状腺機能亢進症は、甲状腺が過剰にホルモンを分泌することにより、身体の代謝が異常に速くなる病気です。主な原因はバセドウ病ですが、ほかにも甲状腺炎、薬剤、まれに下垂体腫瘍、卵巣腫瘍が原因で過剰にホルモンを分泌することとなるようです。

症状

  • 体重減少(食欲は増す)
  • 発汗
  • 心拍数の増加
  • 手の震え
  • 疲れやすい
  • 焦燥感、不安、落ち込み
  • 眼球突出
  • 軟便、下痢                        …など

甲状腺機能亢進症のリスク要因

  • 女性:男性より3~5倍発症しやすい (特に20代~40代女性)
  • 家族歴・遺伝的要因
  • ストレスや外傷などの環境要因
  • 喫煙
  • ヨウ素の過剰摂取(昆布、のり・ひじきなどの海藻類)
  • 妊娠・出産

双極性障害と甲状腺機能亢進症の関連性

甲状腺ホルモンが過剰(甲状腺機能亢進症)になると躁状態に似た症状を引き起こすことがあります。また、双極性障害の治療薬であるリチウムは甲状腺機能に影響を与えることもあるという報告があるそうです。甲状腺機能を低下させることが多いようですがまれに甲状腺機能を亢進させることもまれにあるようです。

また、この2つの病気が併発するのは非常にまれとのこと。どちらか先に発症している状態からもう1つの病気を発症したということも考えられます。

甲状腺機能亢進症の影響で、双極性障害に似た症状が現れることがあるため同様な症状が重なりニュースのような事件になったのではないか?ということも推測されているようです。

最後に

どちらもストレスが要因となって発症していることが分かりました。広末さんの場合、どちらを先に発症されていたのかは分かりませんが仕事、プライベート等でいろんなことがあったかと思います。(良くも悪くも)

とても華やかな芸能界。自分の希望で入られたにしても人目につく仕事というのはわたし達が知りえないストレスがあったのだと思います。どちらの病気ももしかしたらストレスが原因ではなかったかもしれませんが精神的に症状が出てしまう…というものは自分で制御することはなかなか難しいため、どの病気もそうですがやはり発病しないのが一番だと思います。

どちらの病気もわたし達に起こりうる病気だと思います。多忙な日々の中で自分の健康のことをおろそかにしてしまいがちですが、何かおかしいなと思った際はできるだけすぐ受診をして早く対処できることが必要なのではないでしょうか?

また、日ごろから少しでもストレス発散できる何かがあることが大切なのかもしれませんね。

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