私はPMS(月経前症候群)に悩み始めたのは若いころからでした。生理前になると、おなかの痛み、イライラ、眠気、下痢――これは毎月の「いつものこと」
それでも、「あー今月もまた来るのね。」と思って日々をすごしていました。
年齢とともに変化したPMSの症状
若いころは精神的な症状から先に始まっていましたが、30代後半に入ってからからだの不調も出ることが多くなってきました。
具体的には
- 胃が痛くなる
- 仕事中に鎮痛剤を服用したくなるほどの頭痛がする
- のどの違和感や口内炎ができる
- 腰が強く痛み、コルセットが必須になる
最初は「ストレスかな?」「疲れがたまってるだけ?」と思っていました。 これらの症状が生理前になるとセットでやってくるようになり、「もしかして、これもPMSなのでは?」とようやく気づきました。疑問に思って調べてみたところ、人によって、年齢によって本当にさまざまな症状があることを知りました。
プレ更年期?年齢によるホルモンの変化
調べていくうちに、「プレ更年期」という言葉にたどり着きました。プレ更年期とは、閉経の前段階に起こるホルモンバランスの変化によって起こる不調のこと。PMSはアラフォー世代では仕事、子育て、家事等でライフステージの変化も相まったホルモンバランスの変化によって新しい症状が出ることもあるようです。
これまでと違う不調が現れ始めたのは、もしかするとプレ更年期なのかもしれないと感じました。
市販薬を試してみたけど…私の正直な感想
一度、生理前のイライラがひどく特に子育て中の私は、つい子どもに八つ当たりしてしまうことが多くて自己嫌悪…。
「これをなんとかしたい!」と思って、ドラッグストアで有名な命の母ホワイトを買ってみました。
でも、正直に言うと…
私にはあまり効果を感じられませんでした。
1度生理周期に合わせて飲んでみたものの、特にイライラが和らぐ感じはなく、逆にいつもよりイライラした感じだったのでやめてしまいました。
もしかしたら継続して飲んでいたら変わったかもしれませんが…同じように悩んでいたママ友や同僚も「私も効かなかったよ」と言っており、別の同僚は「友人に効くから勧められた」と話していたのできっと人によって合う・合わないがあるんだなと思いました。体質もあるかと思うので飲んでみないと正直分からないものでもあります。
気になっている対策
最近は体の変化に合わせて、いくつかの対策を検討中です。
・PMSケアサプリ
女性ホルモンをサポートするサプリ。女性特有の悩みを解決する成分も入っているようなので試してみたいなと思っています。有効成分を表にまとめてみました。
成分名 | 働き・期待される効果 |
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チェストベリー(チェストツリー) | 女性ホルモン(特にプロゲステロン)のバランスを整え、PMSのイライラ・胸の張り・頭痛などの症状をやわらげる。 |
ビタミンB6 | セロトニンの生成を助け、精神的な不安・落ち込み・イライラを和らげる働きがある。ホルモンバランス調整にも関与。 |
カルシウム | 神経の興奮を抑え、イライラや気分のムラを軽減。女性は月経前にカルシウムが減少しやすいとされる。 |
マグネシウム | 筋肉のけいれん・頭痛を予防し、リラックス効果を高める。ビタミンB6との併用で効果的。 |
鉄分(ヘム鉄) | 月経による鉄不足を補い、貧血やだるさ、疲れやすさを防ぐ。精神的な落ち込みにも関与。 |
ビタミンE | 血行を促進し、ホルモンバランスを整える。PMSの頭痛や冷えの改善にも。 |
GABA(γ-アミノ酪酸) | 脳の興奮を抑え、リラックス効果。不安やイライラ、睡眠の質向上にも。 |
大豆イソフラボン | 女性ホルモン「エストロゲン」に似た働きをし、ホルモンバランスをサポート。更年期にも有効。 |
ラフマ葉エキス、テアニン、カモミール など | ハーブ系成分。リラックス・安眠・ストレス軽減の目的で配合されることが多い。 |
漢方
冷えや血行不良の改善、ストレスケアにも使われる漢方薬。
薬品名 | 働き・期待される効果 |
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桂枝茯苓丸 | のぼせ、肩こり、下腹部痛、生理痛、生理不順など「瘀血(おけつ)」による症状に使用 *瘀血とは…血の流れが滞り血液や栄養分がスムーズに循環しなくなった状態 |
桃核承気湯 | 便秘、のぼせ、イライラ、下腹部痛など「気」と「血」の滞りによる症状に使用。体内の「水分バランス」を整えることを目的とした漢方薬で、むくみや頭痛、めまい、吐き気、下痢など水分代謝の乱れによるさまざまな症状に用いらる。 |
加味逍遥散 | イライラ・不安・不眠・肩こり・のぼせ・発汗などの「不定愁訴」と呼ばれる多様な症状に効果が期待されます。比較的体力が低下していて、疲れやすく精神的な不安やイライラが強い方に用いられる |
当帰芍薬散 | 特に「冷え」「むくみ」「貧血傾向」「月経不順」など、血液や水分の巡りが悪い体質に適している |
抑肝散 | 神経の高ぶりやイライラ、不眠などの精神神経症状を緩和するために用いられる |
半夏厚朴湯 | 神経の高ぶりやイライラ、不眠などの精神神経症状を緩和するために用いられる |
五苓散 | 体内の「水分バランス」を整えることを目的とした漢方薬で、むくみや頭痛、めまい、吐き気、下痢など、「水滞(水毒)」と呼ばれる水分代謝の乱れによるさまざまな症状に用いられる。 |
生活習慣の見直し
- カフェインを控えめに(ハーブティーを選ぶことも)
- 軽い運動(ヨガやストレッチ)
- お風呂でリラックス(入浴剤を使うと気分も上がる)
- 自分の状態を記録する(いつ・どんな不調が出るのか把握)
- 「今日は無理しない」と決める日をつくる
漢方やサプリメントについては体質に合う・合わないがあるため慎重に試すことが大事だと思っています。
同じ悩みを抱える方へ
PMSの症状は本当に人それぞれで、しかも年齢とともに変化していくもの。
「私だけ?」「歳のせい?」「もしかして病気かも?」と悩む前に、まずは時期的にPMSかも?と思ったら効果がありそうなものを使用してみたり、専門家に相談するのも一つの手です。
私の体験が、同じように悩む方のヒントやきっかけになれば嬉しいです。
もしよければ、みなさんの対策法やおすすめアイテムも教えてくださいね。