小規模多機能型居宅介護って?「通い・訪問・泊まり」をまとめて受けられる便利なサービス

お仕事(看護・介護)編

前回の「入所施設まとめ」を読んでくださった方、ありがとうございます!
今回は祖母も使用していたちょっとマイナーだけど、実はすごく便利な【小規模多機能型居宅介護】について深掘りしてみたいと思います。

「小規模多機能型居宅介護」…名前を聞くだけちょっと難しく感じイメージが湧きにくいかもしれません。でもこのサービス、実はとても柔軟で使いやすい介護サービスなんです。

■ まずはこの図で全体像をチェック

このように、小規模多機能型居宅介護は、1つの事業所で「通い(デイ)」「訪問」「泊まり(ショートステイ)」の3つのサービスを提供しています。

しかも、基本的にすべて同じスタッフが対応するため、利用者にとっては安心感がありますし、急な体調変化や家族の事情にも柔軟に対応できるのが魅力です。


■ 実際に利用して感じたこと

夫の祖母が寝たきりになった際、小規模多機能型居宅介護を利用しました。

選んだ理由は、すでに通っていたデイサービスの系列施設で安心感があったことと、自宅から近かったこと。これが本当に大きかったです。

急に泊まりが必要になった時もスムーズに対応してもらえたり、訪問看護・訪問診療との連携もできていて、家族としてもとても心強かったです。

■ なぜあまり聞かない?実は全国的に少ない理由

小規模多機能型居宅介護はとても便利な反面、運営面ではかなりハードルが高いと聞きます。

  • 24時間365日体制が求められる
  • 通い・訪問・泊まりすべてを柔軟に対応するためのサービス調整が難しい
  • 利用者の介護度や登録率、報酬変動による経営の不安定さ
  • 職員の確保やシフト管理、多機能に対応できる職員の確保の困難
  • 介護、医療、福祉の情報共有、連携が不十分になりやすい

こうした理由から、全国的にも数が少なく、経営が難しい施設形態とされています。

でも、だからこそ「その地域に本当に必要とされているサービス」でもあるんです。

祖母が利用していた施設の系列には、訪問看護、デイサービスがあったため連携しやすい環境であったのではないかと思います。自宅の近くにありとてもありがたいなと感謝です。


■ まとめ:使いこなせれば心強い!地域密着の介護サービス

小規模多機能型居宅介護は、家族の状況や本人の体調に合わせて柔軟にサポートを組み合わせられるのが最大の魅力です。

特に、在宅介護を続けたいけれど「通いだけでは足りない」「夜も見てほしい」「急に泊まりが必要になるかも」といったご家庭にはぴったり。

サービス提供が限定されているため、まずはケアマネジャーさんに相談してみるのがおすすめです。

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